寶船の法則2…配色
寶船はまず数ある刺繍糸の色の中から全部で58色を定めました。※1198(しろ)は「審判旗の白旗、シシュウ名札のみ」
それらを『赤・ピンク群』『黄群』『茶群』『紫群』『グリーン群』『青群』『無彩色』の7つにグループ分けしました。
このグループ分けを基本にしながら、寶船独自の美的観点から使用する生地によって使用できる糸の色を限定しました。
シシュウ糸の色を決めてしまう前に…
生地の色によってシシュウできる糸の色、色の組合わせなどの制限がでてきます。色の組み合わせは選んだ生地の色の中にある糸色のみ使用できます。③位置の大きな文字とオプション、勝ち付けトンボは同系色となります。但し、トンボシシュウ1〜3匹の場合自由に色を選択できます。コラボシシュウについて濃い色と薄い色を組み合わせてシシュウするとよりきれいになります。
紺生地
誠実で清潔感のある紺生地には、それを損なわない配色である『青群』と、品格が際立つ『紫群』と『赤・ピンク群』の32色(1522こんをいれるのであれば33色)を規定。この32色の中から、文字の色、文様の色をお好みで選んでください。
- 高い精神性や爽やかさを強調するなら、うすぐんじょう、こんぺき等の『青群』を
- 品格や上品さを強調するなら、えどむらさき、べにふじいろ等の『紫群』を
- 情熱や文字の意味を強調するなら『赤・ピンク群』を
禁止 黄色系の糸でシシュウできません
1291(きなり)は全ての生地に対応します

文字➡1125
(うすむらさき)
桜➡1125
(うすむらさき)
トンボ➡1355
(あんこういろ)
紺生地(紫系統の場合)にシシュウできる糸
禁止 黄色系の糸でシシュウできません

文字➡9022
(あか)
トンボ➡1242
(さくらいろ)
桜➡1242
(さくらいろ)
紺生地(赤・ピンク系統の場合)にシシュウできる糸
禁止 黄色系の糸でシシュウできません

文字➡1815
(みずいろ)
トンボ➡1815
(みずいろ)
紺生地(青系統の場合)にシシュウできる糸
禁止 黄色系の糸でシシュウできません
ワイン生地
華やかなワイン生地には、その華やかさを損なわない配色である『赤・ピンク群』と『きなり』の13色を規定。この13色の中から、文字の色、文様の色をお好みで選んでください。
- 気品と優雅さを強調するなら、しんく、ぼたんいろ等の同系色の「赤系」を
- 若々しさや明るさを強調するなら、つつじいろ、さくらいろ等の「ピンク系」を
- 意志の強さや文字の意味を強調するなら『きなり』を
禁止 緑色系の糸でシシュウできません
1291(きなり)は全ての生地に対応します

文字➡1242
(さくらいろ)
トンボ➡1242
(さくらいろ)
ワイン生地にシシュウできる糸
禁止 緑色系の糸でシシュウできません
紫生地
高潔な精神性をあらわす紫生地には、それを損なわない配色である『紫群』と、インパクトのある『赤・ピンク群』と『きなり』の23色を規定。この23色の中から、文字の色、文様の色をお好みで選んでください。
- 高潔さや格調を強調するなら、えどむらさき、ふじいろ等の『紫群』を
- 豪華さや個性を強調するなら、ショッキングピンク、さくらいろ等の『赤・ピンク群』を
- 気品や文字の意味を強調するなら『きなり』を
禁止 黄色系の糸でシシュウできません
1291(きなり)は全ての生地に対応します

文字➡1125
(うすむらさき)
勝ち付けトンボ➡1291
(きなり)
紫生地(紫系統の場合)にシシュウできる糸
禁止 黄色系の糸でシシュウできません

文字➡1358
(つつじいろ)
誕生花➡1291
(きなり)
紫生地(赤・ピンク系統の場合)にシシュウできる糸
禁止 黄色系の糸でシシュウできません
グリーン生地
落ち着きと深みのあるグリーン生地には、それを損なわない配色である『グリーン群』と、色をさらに引き立てる、『黄群』と『きなり』の19色を規定。この19色の中から、文字の色、文様の色をお好みで選んでください。
- 落ち着きと風格を強調するなら、ときわいろ、まつばいろ等の『グリーン群』を
- 元気さや勢いを強調するなら、くちなしいろ、たんほぽ色等の『黄群』を
- 清さや文字の意味を強調するなら『きなり』を
禁止 赤色系の糸でシシュウできません
1291(きなり)は全ての生地に対応します

文字➡1111
(やまぶきいろ)
グリーン生地(黄色系統の場合)にシシュウできる糸
禁止 赤色系の糸でシシュウできません

文字➡1082
(ミント)
桜➡1082
(ミント)
グリーン生地(グリーン系統の場合)にシシュウできる糸
禁止 赤色系の糸でシシュウできません
無彩色生地
無彩色の生地(藍色生地、黒生地、生成生地、しろがね生地)はどの色でも使用できます。『赤・ピンク群』『黄群』『茶群』『紫群』『グリーン群』『青群』『無彩色群』の7グループから、一つの色の系統に絞って組み合わせてください。
- はつらつとした元気さを強調するなら、きんちゃ、きいろ等の『黄群』を
- 理知的な強さを強調するなら、ときわいろ、きみどり等の『グリーン群』を
- 情熱や華やかさを強調するなら、あか、ショッキングピンク等の『赤群・ピンク群』を
- 健康的な若さや誠実さを強調するなら、ぐんじょういろ、スカイブルー等の『青群』を
- 成熟さや品格を協調するなら、あんこういろ、あざみいろ等の『紫群』を
- 気品や文字の意味を強調するなら『きなり』を
1291(きなり)は全ての生地に対応します
無彩色生地について
無彩色生地について無彩色の生地は、どの色でも使用出来ます。しかし、色の組み合わせはたくさんの組み合わせではなく、ひとつの色の系統に絞って組み合わせをして下さい。
※無彩色とは…ホウセンでは『黒・藍色・しろがね・生成』生地をさす

文字➡9344
(くれない)
桜➡1242
(さくらいろ)
トンボ➡9344
(くれない)
無彩色生地にシシュウできる糸(赤・ピンク系統の場合)

文字➡1125
(うすむらさき)
桜➡1291
(きなり)
トンボ➡1125
(うすむらさき)
勝ち付けトンボ➡1291
(きなり)
無彩色生地にシシュウできる糸(紫系統の場合)

文字➡1505
(ぐんじょういろ)
誕生花➡1505
(ぐんじょういろ)
トンボ➡1505
(ぐんじょういろ)
無彩色生地にシシュウできる糸(青系統の場合)

文字➡1095
(たんぽぽ)
家紋➡1095
(たんぽぽ)
無彩色生地にシシュウできる糸(黄色系統の場合)

文字➡1269
(あおたけいろ)